シュノーケリングに年齢制限はある?何歳から何歳までできるのか?
シュノーケリングは水面に浮かんだ状態で見下ろす形で海中景色や生き物を楽しむマリンレジャーです。泳げなくても挑戦できるので、初心者はもちろん、小さな子どもやご高齢者にもおすすめです。今回は、シュノーケリングができる年齢と実際に行う際の注意点についてご紹介します。
子どもは何歳からシュノーケリングができる?
せっかく家族で海に行くなら、みんなで同じ体験を共有したいですよね。シュノーケリングの体験をできるショップでは最低年齢6歳からと掲げているところが多いようですが、リゾート地では4、5歳も可能としているショップもあるようです。まれに1、2歳から受け入れているショップもありますが、子どもの成長スピードは個人差が大きいので、怖がっているのに無理に体験させることがないように充分気を付けましょう。
ただし、本人が水や海、海の生物、シュノーケリングというレジャー自体に興味を持っているのであれば、またとない教育の機会でもあるのでぜひ体験させてあげたいところです。シュノーケリングは器材のつけ方や使い方を覚える必要があるうえ、レジャー中に生き物や珊瑚を乱暴に扱わないなどレジャーを楽しむうえでのルールやマナーを学ぶことで協調性が身に付きます。
さらに日常では味わえない経験は人格形成期の子どもにとって強い刺激となり、人生観や将来の仕事に影響する可能性もあります。シュノーケリングに興味はあるけれど水が得意ではない子どもとは、家族が一緒についてあげてお風呂で練習するとよいでしょう。顔を水につけて、水の中で口からブクブクと息を吐けるようになれば上出来です。ご自宅に子ども用の自前の器材があればお風呂で実際に使ってみると安心です。器材は必ず身体のサイズにあったものを使用するようにしましょう。どうしてもシュノーケルの使用が難しい場合は、一部が透明になっていて浮き輪で、海上から箱メガネのようにして水中を見て楽しむ方法もあります。
大人は何歳までシュノーケリングができる?
80歳を超えるご高齢者でも健康状態がよければ受け入れてくれるショップが多いです。健康診断の証明書や医師の診断書の提出が必要になる場合もありますが、安心して楽しむためにはこの機会に健康診断を受けて医師にきちんと相談するのも大切なことです。
また、持病がある場合は必ず医師に相談のうえ、予約時にショップへ申告しましょう。年齢や体力の問題でシュノーケリングができるか心配な場合も、医師に相談したり、直接ショップに問い合わせて確認や相談をしたりするとよいでしょう。ショップ側も事前に体験者側の状況を分かっていれば、より快適にシュノーケリングを体験できるように器材や当日のガイドの準備をしてくれるはずです。
子どもやご高齢者がシュノーケリングするときの注意点
ウエットスーツは体にぴったりとしたサイズで着用するので、子どもやご高齢者は着るのがやや難しいかもしれません。ひとりで無理せず、ご家族やインストラクター、一緒の体験参加者に声をかけて着替えを手伝ってもらいましょう。着た後は、もしひとりで着替えられたとしても着方がおかしくないか、閉めるべきチャックが開いていないかなど周りの人に確認してもらうと安心です。
シュノーケルは、顎の力が弱かったり入れ歯で口元に力が入りにくかったりするとマウスピースをくわえ続けるのが大変かもしれません。まずは陸上でくわえる練習をしてから水中に入りましょう。練習の時点で長時間くわえるのが難しいと分かっていたら、実際にシュノーケリングを行う際は水中でマウスピースから口を離してしまう前に余裕を持って水から上がり、顔を上げて休憩するようにしましょう。
どうしてもマウスピースをくわえるのが難しいという方におすすめなのは、フルフェイスシュノーケリングマスクという器材です。通常のシュノーケルはマスクとマウスピース、水面に伸びる吸気管が一体になっていて、マウスピースをくわえ続ける必要がありますが、フルフェイスシュノーケリングマスクは額から顎までを覆う大きな空間を持つマスクがあり、そこから直接吸気管が伸びているため、マウスピースをくわえる必要がありません。マスク部分が広いので、通常のマスクに比べて視界も良好です。
また、女性の方はメイクが崩れにくいというのも嬉しいポイントです。ただし、すべてのショップにレンタル器材として置いているわけではないので事前に確認するか、購入して持参すると安心です。また、子ども用のサイズは限られるため使用が難しいかもしれません。サイズが合わない場合は無理に装着することは事故につながりかねないので避けてください。
まとめ
シュノーケリングは泳げなくても挑戦できるのが魅力のひとつです。家族みんなで素敵な体験を共有できるのは嬉しいところです。ただし、小さな子どもやご高齢者が挑戦するときは健康な大人が挑戦するよりもリスクが高いのもまた事実となります。体験前にご自宅の浴槽で練習したり、事前に健康診断を受けて自分の体でレジャーを体験できるのか確認したりすることはとても重要です。注意点はよく確認し、心配事は事前に体験ショップに問い合わせることで不安をなくしておくと、本人もご家族も安心して当日を臨めます。無事故で体験シュノーケリングの素敵な一日を過ごせるとよいですね。